GUIのソフトウェアを開発していると、別なソフトウェアと連携させたいと思う時がくる。そうした時に便利なのがHTTPを使った連携だ。用途にもよるだろうが、プロトコルを自作するよりはよっぽども手軽だ。

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起動しても立ち上がるのはこのウィンドウのみ

 

そこで、Cocoaアプリケーションを開発する方はこちらのライブラリを使って開発してみてはいかがだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCocoaHTTPServer、Cocoa向けHTTPサーバライブラリだ。

CocoaHTTPServerは軽量でごく簡単に使えるHTTPサーバライブラリだ。実装例が幾つか提供されており、通常のHTTPサーバの他、パスワード保護、SSLを使ったセキュアなサーバ等が立てられる。

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SSLサーバの例

 

他の機能として、IPv4/IPv6のサポート、Bonjourサポート、Cocoaソケットを使った非同期通信などが挙げられている。メモリを食わない、簡単に使いこなせる、コメントを多めにといった点に重点が置かれている。

最近はWebアプリケーションとローカルアプリケーションの境目がなくなりつつあり、相互に活用しながらサービスを提供していることが多い。GUIアプリケーション同士の連携や、LAN内での手軽なファイル授受ソフトウェアなどで使えそうだ。

 

cocoahttpserver - Google Code

 http://code.google.com/p/cocoahttpserver/