Ajaxを使ったシンプルなWikiエンジン「FeShoot」
オープンソースの魅力は完成品の面白さだけではない。当たり前だがソースが見られ、そのライセンスの許す範囲内で調査、改変、再利用ができる。これによりある言語によるソフトウェアを別言語で実装したり、SNSやソーシャルブックマークなどの概念に沿ったソフトウェアが多数開発される。
表示。日本語表示が化けてしまう。
ソースを調べると、その開発者の思いや開発意図が分かり、非常に面白い。重厚なソフトウェアはソース量も膨大で読むのに時間を費やすが、ライトなものであればその理解も容易いはず。Wikiエンジンを知りたい方はこちらを読んでみてはいかがだろうか。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFeShoot、Ajaxを使ったWikiエンジンだ。
FeShootはまだバージョンが0.1.5αと開発がはじまったばかりのWikiエンジンだ。そのためシステムもシンプルで、ファイル数も多くなく全体像の把握はそれほど難しくない。Ajaxを使っているのだが、日本語の表示で文字化けてしまうようだ。
編集画面
幾つかのWiki記法、ユーザ管理、更新されたページ一覧、テーマといった機能がある。データはMySQLに保存される。Ajaxを使ってページ遷移するので、余計な部分は読み込まず、操作はスムーズだ。そのため、パーマリンク機能があり、ダイレクトに希望するページが表示できるようになっている。
Wikiエンジンはシンプルな概念であるために実装はそれほど難しくはない。だが、それだけに開発者個人の考え方が色濃く反映されるように思える。開発の勉強材料としても向いていると思うWikiエンジン、勉強してみたい方は試してみて欲しい。
FeShoot Wiki