これはシュール。しかも面白い!

ピクチャ 3.png

チュートリアルに苦戦中

 

コンピュータに向かって文字を打つのが当たり前になると、だんだんと漢字を忘れていってしまう。恐らく読めるが書けない漢字というのが増えていないだろうか。日本人としてそれはまずい。今一度漢字を見つめ直そう。

大抵の漢字は偏と旁(つくり)でできている。そんな漢字の妙をいかして作られた知的ゲームがこれだ。

今回紹介するフリーウェアは暴走小判、漢字と倉庫番を組み合わせた新しいゲームだ。ソースは公開されているが、ライセンスが明記されていなかったのでご注意いただきたい。

暴走小判の一番シュールな点はEmacsで動作するという点だろう。自分自身である@(アットマーク)はEmacs風にC-f/C-b等で動かすか、vi風にh/j/k/lで動かすことができる。結果的に全ての☆(星印)を漢字や□(四角)で消せばクリアだ。

ピクチャ 2.png

丁寧なチュートリアル付き

 

倉庫番風に漢字を押して消していくのだが、特徴的なのはある漢字とある漢字をぶつけると新しい漢字が生まれる点にある。例えば木と木をぶつけると林といった具合だ。さらに林に木を下からあてると森になる。

ゲームの複雑さをあげるのが、さらに組み合わせで展開する漢字作成だ。既にできあがっている漢字に別な漢字を当てると新しい漢字が生まれ、その中で余計になったものがはじき出される。言わば連鎖のように新しい漢字が生み出されていくのだ。例としては火を略に当てると、畑と各になるといった具合だ。

これは慣れるまで相当に難しい。どの文字とどの文字の組み合わせがあるのか、把握していないと何を動かしていいのかも分からない。Emacs向けというのがシュールではあるが、普段コンピュータに慣れすぎた頭を活性化するにはぴったりなソフトウェアと言えそうだ。

ピクチャ 1.png

初回実行時のコンパイル

 

FrontPage - 暴走小判 Wiki(移行予定)

 http://dum.my.coocan.jp/boso/wiki/

SourceForge.JP: Project Info - BosoKoban

 http://sourceforge.jp/projects/boso