アクセス解析の大事さは言うに及ばない。ユーザとの対面がないWebサービスでは、その軌跡を追うことでしかユーザのニーズや使い方を知ることができない。アクセスを解析していると様々な情報が分かってくるはずだ。

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RailsLogVisualizerのトップページ。アプリケーションを起動すると即座にブラウザでアクセスする

 

それはRailsアプリケーションでも同様だ。HTTPサーバのものとは違い、URLが定義されているこのフレームワークはどのようなログを見せてくれるだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRailsLogVisualizer、Railsのログを解析、グラフ化してくれるソフトウェアだ。

RailsLogVisualizerはMac OSX向けのアプリケーションとして提供されている。RubyとFlexを合わせたソフトウェアで、他のプラットフォームでも動作するかも知れないが試してはいない。

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これは現在開発しているサービスのログファイルを分析したもの

 

使い方は簡単で、ログファイルをアップロードして解析させるだけだ。日付ごとにリクエスト数を出し、コントローラやアクションごとに発生したメソッドも一覧してくれる。Flexを使ったことで、ビジュアル的に分かりやすい解析結果となっている。

まだ簡易的な情報のみになっているが、発展していけばRailsのアクセス解析ソフトウェアとしての地位も夢ではない。今後に多いに期待したいソフトウェアだ。

 

Rails Log Visualizer

 http://railslogvislzr.rubyforge.org/

RubyForge: RailsLogVisualizer: Project Info

 http://rubyforge.org/projects/railslogvislzr/