複数人での開発、さらにメンテナンスが進むと関数やクラスが増え、その全体像が分かりづらくなってくる。開発のスピードが求められている現代、それらをドキュメントで管理していくのは得策だろうか。

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検索結果

 

ソースコードを見通しよく管理するために、検索エンジンを使うのは良い選択かもしれない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpenGrok、Java製のソースコード検索エンジンだ。

OpenGrokはTomcatなどで動作するWebアプリケーションで、ソースが含まれる場所を指定してソースコードを検索できる。ctagを使うことで、利用されている元の関数にジャンプすることも可能だ。

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ソースコードビューワー

 

各種バージョン管理システムに対応して、履歴を見たり差分を取得することもできるようだが、筆者環境ではうまくいかなかった。また、ソースの閲覧時には各種言語に対応したハイライト化がされる。

検索は詳細に可能で、Googleのようなファイルタイプを指定した検索もできる。現状の問題点なのかエンコードの問題かは不明だが、日本語がうまく表示されず、ソース閲覧時には消えてしまっていたのが難点だ。

システムの改修、改善を続けていると、いつしかソースコードの量は増えていく。各自grepを使うのも良いが、皆でWebベースで共有する方が便利になるだろう。

 

OpenGrok at OpenSolaris.org

 http://www.opensolaris.org/os/project/opengrok/