Wikiというと、ブラウザで扱って、サーバを別で用意する必要があるという認識はないだろうか。確かにそうしたWikiエンジンが多いが、GUIで動作するものもあるし、ローカルでWebサーバを立てれば、ローカル環境下でも動作させられる。

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だがWikiをするためにWebサーバを立てるのは面倒、と感じる人もいるだろう。そこでこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWikklyText、Webサーバ内蔵のWikiエンジンだ。

WikklyTextはPythonで作られたWikiエンジンだが、Windows向けにはコンパイルされたものが提供されている。こちらであればPythonがなくとも単体で動作する。しかもWebサーバを内蔵することで、WikklyTextを起動するだけで利用できるようになる。

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はじめにWikklyTextの設定を行う。これはコマンドラインで行う必要がある。ファイル形式としてテキストファイルやSQLiteが選択できるようになっている。後は起動するとlocalhost:8000でアクセスできるWebサーバが起動する。

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内容に日本語が利用できるが、タイトルでは不具合があるようだ。記法は様々に用意されており、多彩な表現が可能だ。ユーザ管理機能や、ページのタグ管理、一覧機能などもある。

CSSは別ファイルで生成されるので、自分好みに合わせることが可能だ。データを持ち歩くこともできるので、ポータブルWikiとしての利用も考えられる。Wikiを手軽に楽しみたい方は利用してみてほしい。

WikklyText : Home

 http://wikklytext.com/wiki/index.html