インターネットの速度はかつての14.4(いや、9600bpsかも)kbpsの時代に比べると大幅に高速化し、多少の数値の違いなら気にならないほどになっている。が、それでもなお、速ければ速いほど良い。

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回線の品質をあげれば高速化するだろうが、それも限界がある。限界を超えるのはソフトウェアの力だ。

今回紹介するフリーウェアはdolipo、Mac OSX向けのプロキシフロントエンドだ。

dolipoはWebプロキシサーバであるPolipoのGUIフロントエンドで、Webブラウジングをキャッシュして高速化してくれる。Polipo自体は多人数での利用ではなく、個人向けのプロキシソフトウェアという位置付けで開発されている。

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HTTP1.0のアクセスを1.1にし、パイプライン化するなどの手法でキャッシュ以外の面でも高速化に努めてくれる。そのままでも利用できるが、dolipoを使えばGUIインタフェースで設定できて便利だ。

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設定はブラウザの画面で開くことができるが、特に設定を変更する必要はないようだ。起動したらlocalhost:8123をHTTPとHTTPSのプロキシとして設定すれば完了する。後はいつも以上に高速化されたブラウジングを楽しめば良い。

実際に試してみると、一度読み込んだ後は表示速度が大幅に高速化されている印象だ。特にJavaScriptやCSS、画像が多いサイトなどで有効だろう。ぜひ一度利用してみてほしい。

Drift Diary12: dolipoで更に加速するインターネット : polipo proxy用GUIアプリを作りました。
http://blog.drikin.com/article/87449268.html