これは面白い。

SVGは流行りそうな技術ではあるが、なかなかキラーコンテンツが出てこない。利用する場面がうまく思いつかないのと対応ブラウザが限定的(IE6で対応していないのが大きい)なのが問題だ。

ピクチャ 3.png

だがIE7のシェアが増えれば状況も変わってくるだろう。そうした時代を見越して注目しておきたいのがこのライブラリだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJSViz、JavaScriptで描く動的なSVGの世界だ。

JSVizではネットワーク図やナビゲーション等を動的に描くことができるライブラリだ。注目なのは、その要素をXMLで定義することで描ける点だ。そして、XMLデータに基づいて、丸い形のポイントが線で結ばれていく。

ピクチャ 2.png

一気に表示して終わるパターンや、徐々に増えていくもの、動きながら表示されるものなど数多くのパターンがサンプルとして登録されている。マウスでドラッグできるものもあり、こうしたインタラクティブ性はSVGのキラーコンテンツになり得るのではないだろうか。

Firefoxであれば標準で対応しているが、IE6ではSVGに対応していない。と思っていたのだが、サンプルの中にはIEでも表示し、マウスで動かせるものが存在した。これは非常に興味深い。

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まだまだ普及への道のりは遠いように思われるSVGだが、手軽に生成するためのライブラリなどは各種揃いつつある。JSVizを使えばJavaScriptとSVGを連携させたコンテンツが作成できるようになる。

 

jsviz - Google Code

 http://code.google.com/p/jsviz/