ちょうど良いネーミングが思いつかないのだが。例えばRailsでアプリケーションを開発した場合、Mongrel + Apache2 + mod_proxyという組み合わせで動作させたりする。が、mongrelは常駐してしまうのでメモリの問題があった。

Picture 1-5

その他にも適切に対応できるリクエストプロキシソフトウェアがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSwitchPipe、各種アプリケーションサーバに対応したプロキシソフトウェアだ。

SwitchPipeの利用は簡単で、YAML形式で設定ファイルを書いて配置しておけば自動で起動したり、終了したりしてくれる。基本的にはSwitchPipeさえ起動しておけば良い。後はリクエストされたタイミングでアプリケーションサーバが起動していなければ起動してくれる。

Picture 2-2

タイムアウトの設定もでき、例えば20秒間アクセスがなければアプリケーションサーバを自動で終了してくれる。バックエンドのポートは複数指定できるようになっている。Railsであれば、mongrelの起動にも対応している。他にもMerb、Perl HTTP Deamon、Camping、Ramazeといったアプリケーションサーバでの利用も想定されている。

自動で起動、終了してくれる点が便利だ。自動で終了してくれればリソースの無駄遣いも減る。複数のサービスに対応させることもできるので、共有サーバなどでの利用に向いているかも知れない。Mongrel + SwitchPipeという新しい組み合わせも面白そうだ。

SwitchPipe - Process Manager and Proxy for Rapid Web App Deployment
 http://switchpipe.org/