Linux/Unixを触っていると、次第にコマンドラインの便利さが分かってくる。そうなるとWindowsでもコマンドが使いたいと思ってくる。コマンドプロンプトはあるが、あのレベルではない、もっと実用的な高度な操作が出来るものだ。

WIndowsでLinux/Unix系のコマンドを使おうと思ったら代表として挙げられるのがcygwinだろう。だがインストーラーがあったり、利用までにかかる時間を考えると入れるのが億劫になってしまう。代表的なコマンドに限られるが、こちらが手軽で便利だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはUnxUtils、Linux/UnixコマンドのWindows移植ソフトウェアだ。

代表的とは言ったが、それでも120のコマンドが用意されている。主なものとして、basename/bunzip2/bzip/cat/chgrp/chmod/chown/cp/date/df/diff/dirname/du/env/find/grep/gzip/less/ls/make/md5sum/mv/patch/pwd/rm/sleep/su/tail/tar/touch/wget/whoamiなどがある。

これだけあれば、基本的なファイル操作については十分なのではないだろうか。また、専用のターミナルが用意されており、日本語は文字化けてしまうが使い勝手は良い。

これ以上になると、cygwinの導入を検討した方が良いだろう。だが、そこまでは…というケースも多いと思う。簡単なコマンド群を手軽に導入したい場合に便利なソフトウェアだ。

Native Win32 ports of some GNU utilities
　http://unxutils.sourceforge.net/

SourceForge.net: UnxUtils
　http://sourceforge.net/projects/unxutils/