テストの作業は嫌われる場合が多い。確かにそれ程生産的には見えないかも知れない。が、リリース後の負荷を減らすためにも欠かすことのできない作業だ。多少なりとも楽をして、的確にテストを行っていきたい。

ピクチャ 3-74

Webベースのブラウザテストを行うのにSeleniumは最適な選択だ。そしてRails使いであればこのようなソフトウェアもある。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSelenium on Rails、Railsプラグインで提供されるSeleniumだ。

Selenium on Railsはscript/pluginを使ってインストールできるSeleniumで、インストール後はgenerateを使ってテストを生成できる。後はそこにテストケースを記述していけば良い。実際の利用はtestで動作させて、「http://localhost:3000/selenium/」で動作する。

ピクチャ 4-65

Selenium on Railsをお勧めする最大の利点は、テストケースにRubyを記述できる点だ。繰り返しのテストであれば、eachなどを使って一気に仕上げることができる。プログラマブルにテストできる。

そしてRailsであるがゆえに、rhtmlを使って記述したり、パーシャルを使ってテストをテンプレート化できる。ログイン後の操作などを行う際には、ログイン設定をテンプレート化して使い回すのが便利だ。
ピクチャ 2-76

テストでいかに楽をするかは重要だ。Railsにはユニットテストが標準で組み込まれていたり、テストを効率化する機能が幾つもある。Selenium on Railsを使ってさらにテストを簡便にしていこう。

Selenium on Rails:
http://www.openqa.org/selenium-on-rails/