CVSが最も便利に使われた理由は何だろうか。個人的にはWinCVSの果たした役割が大きかったように思える。そしてSubversionが最も利用されている理由も同様に、TortoiseSVNというWindowsベースのエクスプローラに入り込むソフトウェアがあったからこそだと思う。

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分散型リポジトリがいかに優れていようとも、便利なクライアントソフトウェアの存在は欠かすことができない。そこでこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはTortoiseHg、Mercurialを便利にするエクスプローラ拡張だ。

TortoiseHgはTortoiseSVN同様、エクスプローラのコンテクストメニューを拡張する形で利用するソフトウェアだ。リポジトリの作成やクローンも右クリックからできるようになる。

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コミットメッセージなどに日本語は利用できないようだが、設定すれば使えるようになるかも知れない。同様にDiffビューワー等も設定が必要だ。

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ファイルの状態によってアイコンにマークがつくなど、TortoiseSVN同様に利用できる。Mercurialがさらに身近になりそうなソフトウェアだ。

SourceForge.net: Qt commit tool
 http://sourceforge.net/projects/qct/

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