Mac OSX向けクリップボードマネージャ「Jumpcut」
昔からそうだが、クリップボードはなぜ一つしかデータを持てないのだろうか。EmacsやViなど、ヤンク機能があるものは複数のデータを保持できるというのに。その点において退化しているような気がする。
そして、その欠点を補うソフトウェアも数多く存在する。Mac OSX向けにこちらを紹介しよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJumpcut、クリップボード管理ソフトウェアだ。
Jumpcutを起動すると、メニュー上にはさみのアイコンが表示される。クリップボードでコピーをすると、ここにデータが蓄積されていく。
使いたいデータはメニューまたはホットキーから一覧を呼び出して、そこから選択するとクリップボードの中身が入れ替わり、貼付けられる。
アイコンのようなオブジェクトの場合はうまくいかないようで、テキストのみが対応しているようだ。とは言え、良く出る単語等を覚え込ませておけば、文書を作るのが速くなる。OS標準でもおかしくない機能だけに、便利に使えるソフトウェアだ。
Jumpcut: Minimalist Clipboard Buffering for OS X
http://jumpcut.sourceforge.net/
SourceForge.net: Jumpcut
http://sourceforge.net/projects/jumpcut/