Shellというと、CUIで文字列だけでエンジニア向きという雰囲気がある。確かに間違っていないが、知っていると何かと便利なことが多い。

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エクスプローラのようなファイルマネージャとはまた違う、だがCUIでもない、そんな新しい形のShellがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはHotwire、Pythonベースの次世代Shellだ。

HotwireはGKTベースのShellで、その意味ではGUIアプリケーションになっている。が、操作は文字列ベースだ(マウスでも操作は可能)。
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現在、cd/rm/current/ls等の各種コマンドが利用できる。実行結果はオブジェクトして返却される。各種操作はPythonで拡張できるようになっている(その代わりShellスクリプトは使えない)。
各種プラットフォームに対応しており、Fedora/OpenSUSE/Debian/Ubuntu等で動作する。バージョンは若干古いが、Windows向けにインストーラーも用意されている。
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パイプラインを使って、通常コマンドの結果をフィルタリングして表示したり、プロセスモニタとして使ったりすることもできる。CUIとGUIをつないだ新しいShellの面白さを実感してみて欲しい。

hotwire-shell - Google Code
 http://code.google.com/p/hotwire-shell/

via Open Tech Press | コマンドラインとGUIを融合するHotwire