最近はWebアプリケーション化が進んでいる。画像編集や動画の編集、ストレージ等様々なものがWebアプリケーションになっている。機能は限られているかも知れないが、可能性は無限大だ。

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そんな中、WebアプリケーションさえもWeb上で作ってしまおうというのがこのソフトウェアだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGyre、Rails用のWebベースのIDEだ。

Gyreは現状、α状態であるためにきちんと動作しない点は多い。だが、その点に目をつぶってもユニークなソフトウェアだ。

Gyreは既存のRailsアプリケーションに組み込むこともできる(コーディングの追加も必要だが)。だが、Gyre上から新しいプロジェクトを追加する方が良さそうだ。
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Gyreから既存ファイルを編集したり、新規ファイルを作成することもできる。例えばモデルを作成すれば、migrationファイルも自動で作成される。

そして、Gyreでアプリケーションを動作させたり、値のウォッチを追加する、ステップ実行されるといった操作ができるようだ(筆者環境下ではできなかった)。公式サイトにはデモムービーもあるので、その可能性を感じて欲しい。

まさにWebベースの開発環境だ。ユニークで熱い。WebベースアプリケーションをWeb上で開発する、そこに多人数によるコラボレートの概念が加わったら、非常に面白いものになりそうだ。

Gyre
 http://gyre.bitscribe.net/