ごく少人数または自宅とオフィス等でファイルを共有したいというニーズは数多い。あるチームはLAN内、何人かはインターネット経由、さらにプラットフォームもばらばらとなると、どういう仕組みが良いだろうか。

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拠点になるサーバを立ち上げる方法もあるだろうが、ごく少人数であればP2Pを利用する手もある。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPowerFolder、P2Pを使ったファイル共有ソフトウェアだ。

PowerFolderは招待状ファイルを用意することで、限られた人だけしかアクセスできないファイル共有を実現できる。LANまたはインターネットを介して共有が可能だ。Torrentの技術を使っているようで、アップロード速度等細かく制御できる。

マルチプラットフォームで動作するが、Mac OSXではファイルパスの設定ができず、その共有場所も妙な場所(/C/〜等)になってしまった。だが、同期等の処理は問題なく行える。

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人数が増えれば、誰かがファイルを持っていれば、冗長的でなくとも安心できる共有システムができあがる。日本語化も行われているので、使い方はそれ程問題ないはずだ。小さなプロジェクトチームを組んでいる場合は注目のソフトウェアだ。

PowerFolder | Easy Secure File Transfer, Share, Sync and Online Storage Software
 http://www.powerfolder.com/

PowerFolder 日本語 Wiki
 http://powerfolder.qp.land.to/index.php

SourceForge.net: PowerFolder
 http://sourceforge.net/projects/powerfolder-/

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