最近のWebサイトはテーブル組ではなくCSSで構築することが多い。その分、ブラウザ互換性を確保するのが大変な場合も多いが、文書構造的にも分かりやすいものが出来上がる。

それもあって、CSSが肥大化する傾向が見られる。余計なプロパティや値の設定がないか、ツールを使ってチェックしてみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCSSTidy、CSSを最適化するソフトウェアだ。

CSSTidyはCSSの最適化処理を行うソフトウェアで、正当性を評価する訳ではないようなので注意されたい。重複するプロパティや、値の指定方法などをチェックし、サイズが極力小さくなるように指摘してくれる。

サイズが小さくなることで、ロード時間が短くなり、トラフィックコストも軽減されるというのが狙いだ。コメントや余計な半角スペースなども削除されるので、圧縮ツールとしての役割もある。

CSSTidyはC++版とPHP版とが存在する。用途や目的に応じて使い勝手のいい方を選択しよう。

CSSはブラウザが優秀で、何となく書いても何となく表示される。そのため、文書構造が乱れがちだ。時々CSSTidyを使って最適化し、綺麗に保つことをお勧めしたい。

CSSTidy
http://csstidy.sourceforge.net/

SourceForge.net: CSSTidy
http://sourceforge.net/projects/csstidy/