HDDというのはいつ壊れるか分からない。一年後も大丈夫かも知れないし、今日壊れるかも知れない。そのため、データをバックアップしているという人も少なくないだろう。

だが、バージョン管理システムでも入れていれば良いが、そうでない場合は丸ごとコピーなどの手間がかかる作業になる。そうした面倒さを感じていた人はこれを使ってみてはどうだろう。

今回紹介するフリーウェアはWinSync200X、自動バックアップ、文書管理機能がついたファイルマネージャだ。

WinSync200Xはプロジェクトとして、特定フォルダ以下のファイルを管理することができる(除外指定も可能)。プロジェクトは複数登録可能だ。プロジェクトでは操作するフォルダと、バックアップ先のフォルダを指定する。

後は通常の操作でファイルを作成、更新すればいい。更新されたファイルはWinSync200X側で感知され、DFなどを利用して差分を閲覧する事も可能だ。そしてエクスポートすればUSBメモリなどに更新されたファイルだけをバックアップできる。バックアップ先から逆にインポートする事もできるので、自宅とオフィスなどでデータを相互に更新する場合にも対応可能だ。尚、バックアップ処理自体は自動処理が可能なので、特に意識する事無くバックアップを作成してくれる。

更新されたものだけを処理するので、高速に作業できる。また、複数プロジェクト登録できるのでエクスプローラとは別なファイル管理ツールとしても利用できそうだ。個人用のバックアップツールとして利用してみてはいかがだろうか。

WinSync2000
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