まだリリースされていないソフトウェアだが、要注目。

幾つものソフトウェアやサービスがリリースされていく中で、時折その動作原理が分からず唸ってしまうものが存在する。このソフトウェアもその一つになるだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはLily、Webベースのビジュアルプログラミング開発・実行環境だ。

LilyはJavaScriptで作られているソフトウェア開発環境だ。だが、プログラムソースを書くことは無く、パーツをビジュアル的に組み合わせてサービスを作り上げる。まさにビジュアルプログラミングだ。

Webベースとあって、flickrの画像を呼び出すのはお手の物、他のWeb APIについても各種利用できるだろう。そしてその結果を並べて表示したり、画像クリック時の拡大表示をその場で機能を付け加えて動作させてしまう。

デモムービーが幾つか登録されているのでぜひ見てみてほしい。何だこれは、と思ってしまうことだろう。openと書かれたパーツをクリックするだけでファイル指定ダイアログを開いたり、そこで指定した音楽ファイルを演奏したりする。与えられた数値に+5して表示するのは簡単に、そこに遅延を100ms持たせるなんて事もできてしまう…まさに訳が分からない。

現在、開発中とあってソースは公開されていない。公開が非常に待ち遠しく、期待してしまうソフトウェアだ。

Lily
http://www.lilyapp.org/