JavaScriptやFlashなど、いわゆるWeb系技術の動向は要チェックだ。どちらもかつて単なるブラウザの表現を多彩にする程度にしか受け止められなかったが、今ではダイナミックなWebアプリケーションを作る上では欠かせないものになっている。

そして次に目指すべきところとしてローカルアプリケーションという領域がある。ここにもWeb系技術が進出する。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSharpFlash、Flashから.NET APIを操作するライブラリだ。

.NET APIを利用できるメリットは何だろうか。それはファイルの読み書きやレジストリが利用できるようになると言う事だ。ローカルアプリケーションを開発する上では欠かせないものになるだろう。

Webとの親和性はそのままに、ローカルアプリケーションが構築できれば利用範囲が急拡大する可能性もある。ブラウザとローカルで同じアプリケーションが利用できれば便利だろう。ActionScript APIも公開されているので、チェックしてみて欲しい。

開発が2003年10月で停止してしまっているのが非常に残念な点ではある。2003年当時以上にWebアプリケーションが取りざたされている現在だからこそ開発の再開に期待したいソフトウェアだ。

SourceForge.net: SharpFlash
http://sourceforge.net/projects/sharpflash/

SharpFlash : Extending Flash on the Desktop
http://sharpflash.sourceforge.net/