ローカルアプリケーションのシェアがWebアプリケーションによって大幅に侵食されている。大抵のWebアプリケーションは無償で提供され、インターネットの特性を活かして簡単に共有できる。

ドロー系ソフトウェアの牙城もまた、崩れ去るのだろうか。脅かすのはオープンソースだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpen-jACOB Draw2D、JavaScriptでVisioライクなドローを実現するJavaScriptライブラリだ。

サンプルが数多く登録されているので、ぜひ試してみて欲しい。現時点では簡易的な機能のみだが、高い可能性を感じさせられる事請け合いだ。

四角や丸といったオブジェクトの描画や、その大きさ/色の変更ができる。各オブジェクトを線でつなげば、オブジェクトを移動しても連結したままだ。また、コンテクストメニュー(右クリックメニュー)を変更する事もできる。

他にもタイマーでオブジェクトの色を変化させるものや、グリッドの幅を変更したりするサンプルもある。面白いのはフォーム作成のオブジェクトもある点だ。画面設計を行う際などに利用できるだろう。

実際に活用するにはまだ不足している機能もあるだろう。だが、現在のWebアプリケーション化の流れを見る限り決して無視できないソフトウェアになりそうだ。

Open-jACOB Draw2D
http://www.openjacob.org/draw2d.html

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