CSSははじめこそきちんと定義しながら進めるのだが、修正が重なったり、日々の運用の中で徐々に肥大化していく。HTMLと同じで多少間違っていたり、不要な情報が紛れ込んでいてもそれなりに表示されるので気にならないのだ。

だが不要な情報が紛れ込んでいると、ちょっとした修正が全く無関係と思われる場所に影響を及ぼしたり、管理しきれなくなってくる。そこで使ってみたいのがこのソフトウェアだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCSS Redundancy Checker、不要なCSSチェッカーだ。

CSS Redundancy CheckerはRubyで作られている、CUIベースで動作するアプリケーションだ。また、gemでhpricotをインストールする必要がある。そのため、若干敷居が高いかも知れないが、便利なアプリケーションだと思うのでぜひトライしてみて欲しい。

使い方は簡単で、CSSファイルとそのCSSを使っていると思われるHTMLファイルのあるディレクトリやURLを列挙したテキストファイルを指定すれば良い。実行すると、その中にある各HTMLファイルをパースして、使われていないクラスやIDなどのスタイル指定を洗い出してくれる。

最後に使われていないスタイル指定が列挙される。実際試してみたところでは12個ほど、不要な指定があったようだ。後はこれを参考にしつつ削除していけば良い。

CSSは何となく指定しても動作するので、慣れていない人が構造化せずに書き続けるとメンテナンスできないものに仕上がってしまう。時にはチェックして、整理するようにしよう。

 

css-redundancy-checker - Google Code
 http://code.google.com/p/css-redundancy-checker/