ご存知かと思うが、デジタルメディアの耐久年数と言うのは驚くくらい低い。数十年と言うのが殆どで、ちょっとした衝撃や震災などにも弱い。これではあなたの、企業の重要な機密情報など保持できるだろうか。

その点、紙は数百年は裕にもつ。そう、データはアナログに残したほうがいいのだ(本当か?)。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOptar、デジタルデータをアナログで残すソリューションだ。

これはかなり面白い。Optarを実行すると、あらゆるデジタルデータがPGM形式に変換される。後はこのPGMをPostScriptに変換して印刷すれば良い。A4の大きさで200KBくらいの容量になるらしい。

そして印刷されたものをスキャナーで取り込み、逆にUnoptarを実行するとバイナリデータに変換される(ここはうまくいっていないが)。新聞一面が約25KBくらいらしいので(文字情報のみ)、A4一枚で8ページ分くらいの情報が収まる事になる。つまり裏表合わせて2枚で一日分になるという訳だ。

将来、デジタルデータは消失する時が必ずくる。その時に備え、デジタルデータを書籍化し、保存しておくのはいかがだろうか(その手間ひまは相当だろうが)。

Twibright Optar
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