DB内に蓄えたデータは何のためにあるか。それは何らかの出力を行うためにある。HTMLなのか、メールなのか、CSVやPDF…種類は様々だが、結果的にデータは出力されるために存在する。

出力形態の一つにはグラフも存在する。意外と面倒なプログラムからのグラフ出力、専用のライブラリを使って手軽に作成してみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはImage_Graph、PHPでグラフを作成するPEARライブラリだ。

Image_Graphは元々、GraPHPiteというライブラリで、PEARへの登録を行う上でImage_Graphに名前が変わったようだ。公式サイトには数多くのサンプルが掲載されているのでぜひ見てみて欲しい。

直線的なものや滑らかな曲線のもの、二軸のグラフや複数の種類のグラフを重ねることもできる。また、背景は単色だけでなく画像を指定してすかして表示する事も可能だ。尚、利用にはGDライブラリが必要になる。

グラフを作成するニーズは多い。表計算ソフトウェアの柔軟さに慣れていると、CSVで出力してユーザ加工する…といったフローになりがちだが、高品質なグラフ出力ライブラリを使えばユーザの負担は下がる。もちろん、ライブラリ化されているので開発者の負担も大きくならずに済むだろう。

 

 

PEAR :: Package :: Image_Graph
 http://pear.php.net/package/Image_Graph

GraPHPite - Open Source PHP OO Graph Rendering Utility(サンプルはこちらから)
 http://graphpite.sourceforge.net/

SourceForge.net: GraPHPite aka Image_Graph(旧名称のGraPHPiteのプロジェクトサイト)
 http://sourceforge.net/projects/graphpite/