Railsは使っている内に、もはやRails以外でプログラムをしたくなくなる位の魅力がある。MVCの仕組みといい、O/Rマッピングといい、Migrationといい…そこかしこに魅力が溢れている。

そんなRailsがさらに魅力的になるライブラリがこれだ。Rubyの壁をこえ、JavaScript上でDB操作が可能になる。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJester、RESTによるDB操作を行うJavaScriptライブラリだ。

単純に言うと、JesterはXMLベースでWebサーバにリクエストを行う。その結果をXMLベースで受け取り、JavaScriptのクラスにしてくれる。操作はRESTで行われ、データ取得系はGET、作成処理はPOST、更新処理がPUT、削除処理がDELETEとなっている。

操作だけを考えると、Railsに限ったものではない。他の言語でもインタフェースを用意すれば利用できる。だが、Railsの素晴らしい所は、scaffold_resourceを使ってコントローラーを生成することで、Jesterにぴたり一致するコントローラーが自動生成される点にある(むしろJesterが合わせたのだと思うが)。

JavaScriptからXML経由でDB操作ができれば、画面遷移の不要なAjaxアプリケーションの構築が非常に容易になるだろう。また、Ajaxコントローラーなどの仕組みも統一してしまうこともできる。Railsを使った開発を行う際には知っておくべきライブラリだ。

 

:: GIANT ROBOTS SMASHING INTO OTHER GIANT ROBOTS :: Jester: JavaScriptian REST
 http://giantrobots.thoughtbot.com/2007/4/2/jester-javascriptian-rest