パスワード管理は適切に行わなければならない。プロジェクト単位や業務単位でまとめられていると、引継ぎや説明もしやすい。テキストファイルに記す人もいるが、それでは全く意味がない。

パスワードの管理と同じ位大切なのが管理用ソフトウェアの選定だろう。複数人で利用する場合、プラットフォームを越えた利用を考えるべきだ。同じパスワードファイルが複数OS間で利用できれば非常に便利だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはKeePassX、マルチプラットフォームで利用できるパスワード管理ソフトウェアだ。

KeePassXはWindowsであればKeePass Password Safeとして知られたソフトウェアだ。KeePassXはそのLinux版、そしてMac OSX版になる。

試してみた所ではWindows上で作成したパスワードファイルを、Mac OSX側で読むことができる。相互にデータが交換できればセキュリティ的にも、利便性も向上しそうだ。

パスワードのコピーはコマンド+C、ユーザ名のコピーはコマンド+Bでできるなど、ショートカットが多数設定されている。クリップボードにコピーしたパスワードなどの文字列を20秒後にクリアする機能もある。DBファイルの管理もパスワードとキーファイルの組み合わせを指定できるなど、セキュリティにも注意が払われた使い勝手のいいソフトウェアだ。

 

KeePassX - The Official KeePassX Homepage
 http://keepassx.sourceforge.net/

SourceForge.net: KeePassX
 http://sourceforge.net/projects/keepassx/