IEの圧倒的シェアが徐々に落ち込み、ブラウザが多様化している中、Webシステムの開発においても各種ブラウザでの表示、動作確認は必須になっている。

Windows系であれば、各種IEとFirefox、それにOperaが対象になる。そして、Mac OSX系ではSafari、Firefox、Operaなどだろう。特にMac OSX独自のブラウザであるSafariはチェックが面倒だったはずだ。しかしそうした心配は、今後無用になっていく。

今回紹介するフリーウェアはSafari for Windows、ついに登場したと言えるWindows向けのSafariだ。

とりあえず断っておくと、現状のversion 3 (522.11.3)では、日本語の表示ができないようだ。なので実用と言うレベルにはない(英語ページだけなら良いが)。その点においては今後の改善に期待したい所だ。

しかしそれ以外の機能は利用できる。タブ機能も利用できるし、RSSフィードの表示にも対応している。SafariのRSSフィード表示はその場で検索できるのが便利だ(今は検索しようとすると落ちる)。

WindowsでもSafariベースのレンダリング、動作確認ができるようになればCSSやAjaxの動作確認も容易になる。何よりアンチエイリアスのかかった描画が美しい。正式リリースされれば、メインブラウザを乗り換えたくなる人もいるのではないだろうか。

 

Apple - Safari 3 Public Beta
 http://www.apple.com/safari/