ソフトウェアをインストールするというのはとかく面倒で、ダウンロードして解凍してインストーラーを起動して順番に進めて…という手順だけでも嫌になってしまう。優秀なソフトウェアも数多い中で、こうしたことが原因で敬遠されてしまうのは非常に残念なことだ。

そうした難儀な状態の解決策。一括インストーラーの登場だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWinLibre、Windows向けOSS一括インストールソフトウェアだ。

WinLibreを使うと、各種オープンソース・ソフトウェアがまとめてインストールできる。種類はOffice系(OpenOffice/PDFCreator)、インターネット系(Firefox/Thunderbird/Nvu/FileZilla/Gaim)、クリエイター系(Audacity/InkScape/Blender/Gimp)、マルティメディア系(VCL/Zinf/WinLame/CDex)、ツール系(NetTime/TightVNC/7-Zip/ClamWin/Notepad2)となっている。

これらをまとめてダウンロードし、オフラインインストールできる151MBのパッケージか、インストール時にダウンロードするミニ版(0.6MB)かを選択できる。必要に応じて使い分けよう。

それぞれのソフトウェアのインストール自体は、各ソフトウェアのインストーラーを通すので、全自動という訳ではない。だが、ソフトウェアを知る機会を含め、WinLibreを使えば管理が非常に手軽になる。

WinLibreはGoogle Summer of Code 2007に選出された。これにより、$4,500(約55万円)を得られる事になり開発速度が増すことが予測される。要注目なソフトウェアだ。

尚、姉妹ウェアとして、MacLibreもあり、こちらは一歩先んじてMacLibre2が開発されている。

WinLibre - Free, Open Source Software for Windows
http://www.winlibre.com/en/

他のスクリーンショットはこちら。手順順になっている。まず起動から。

次にライセンス。

インストール場所の選択。

インストールするアプリケーションの選択。

アプリケーションの確認。

ダウンロード中。

ショートカットの作成など。

インストール完了。

そして終了。