地図と何かのデータを合わせるサービスが増えている。単なるネット上でのやり取りだけでなく、リアルの位置情報(旅行先等も含めて)を重ねる事で、情報の厚みが出てくる。

各種Web APIを利用するのも手法の一つだが、自分で作り上げるなら、GISライブラリを使うのも手だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSharpMap、.NET向けのGISライブラリだ。

.NET向けとあって、Windows向け(monoを使えばLinux向けもできるかも知れない)デスクトップアプリケーションはもちろん、ASP.NETを使ったWebアプリケーションに対しても利用できる。実際、公式サイトではWeb用、デスクトップ用のそれぞれのデモアプリケーションが用意されている。

デモを動作させてみるだけでも、非常に有益なライブラリである事が分かるだろう。Ajaxで動作するものもあり、一度体験してみる事をお勧めする。ASP.NETの場合は、.NET Frameworkに加え、IISのセットアップも必要になる。

.NETを使った位置情報アプリケーションを構築する場合は導入を検討したいソフトウェアだ。

 

SharpMap - OpenSource Map Engine for .NET 2.0
 http://www.codeplex.com/SharpMap