システム開発は何らかの出力をもって完結する。メール送信する場合や、画面出力等がある。業務システム系であれば、帳票や一覧表も考えられる。その中でよく要望に挙がるのがグラフ表示だろう。

グラフ用のライブラリを導入したり、表示のプロットが面倒だったりして、最終的には表計算ソフトウェアに逃げてしまうことが多い。既存データへのグラフ表示機能を追加するのにJavaScriptという選択肢はいかがだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWT Toolkit、グラフ表示をはじめとするリッチなコンポーネントを提供するJavaScriptライブラリだ。

まずは何といってもグラフ表示機能だろう。デモで見られるのは3D円グラフ、棒グラフさらにレーダーチャートなど。どれもWebブラウザ上で動的に変更できる。ただし日本語はグラフ上は文字化けするのでご注意いただきたい。

他にもツリービューや表計算風シートのデモ等、JavaScriptで作られているとは思えないほどレベルの高いコンポーネントが数多く登録されている。

 

 

 

グラフの描画がとても美しく、社内外のシステムでも十分利用できる品質(表示が)ではないだろうか。グラフ表示を手軽に組み込みたいと考えていたら、一度試してみてほしい。

 

WT Toolkit - AJAX that is not a hack
 http://wt-toolkit.sourceforge.net/

SourceForge.net: WT Toolkit(プロジェクトサイト)
 http://sourceforge.net/projects/wt-toolkit