Linuxとファイルをやり取りする際に、tar.gz形式を指定された。Zipで良いならばWindowsからでもすぐに送れるのだが…。圧縮形式は数多く、その一つ一つに対応したDLLを設定するのも面倒だ。

その負荷を軽減するには、網羅的に対応したアーカイバを使えばいい。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPeaZip、多種多様な形式に対応したアーカイブ・ソフトウェアだ。

PeaZipは単体で数多くの圧縮・解凍が可能になっている。圧縮であれば7Zip、BZ2、GZ、PAQ、PEA、QUAD、TAR、UPX、ZIPとなっている。解凍は7z、ARJ、BZ2/TBZ2、CAB、CHM、CPIO、DEB、GZ/TGZ、ISO、JAR、LZH、NSIS、OOo、PAK/PK3/PK4、PAQ、PEA、PET/PUP、QUAD、RAR、RPM、TAR、Z/TZ、ZIPとなっている。尚、アーカイブの分割も可能だ。

TARで固めてからGZ圧縮という指定もできるので、先に書いたようなケースでも対応できる。パスワード付きファイルの作成や、解凍時の入力にも対応している。

インストーラーのない、スタンドアプリケーションも配布しているので、USBメモリに入れておけば外出先やネットカフェなどでも役立ちそうだ。

 

 

 

PeaZip, LGPL free archiver for Windows and Linux: changelog and release map
 http://peazip.sourceforge.net/

SourceForge.net: PeaZip(プロジェクトサイト)
 http://sourceforge.net/projects/peazip