サイトを運営していると、その内広告を入れるという作業が大抵発生する。最も有名で手軽なものといえばGoogle AdSenseになろうが、やはり独自の広告を入れたいという人は多いだろう。

しかし広告の配信システムを一から構築するのは非常に手間だ。さらに本業のサイト運営とは若干種類が異なるシステムになる。それであればオープンソースの専用システムを取り入れるのが一番速く、正解と言えるのではないだろうか。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpenAds、オープンソースの広告配信システムだ。

実はOpenAdsは3つの異なるシステムが関わっている。元々はphpAdsNewと言うPHP+MySQLの広告配信システムとそのPostgreSQL版であるphpPgAdsがあった。それらが統合し、Max Media Managerというシステムが生まれ、その名前が変わったものがOpenAdsになる。phpAdsNew、phpPgAdsはOpenAds2.0系、Max Media Managerは2.3系と言う位置づけだ。

大体画面構成は似通っているが、Max Media Managerになって大きく異なったのは代理店登録型になった事だろう。より大型の広告システム向けになっている事をうかがわせる。

広告の種類はテキスト、画像、HTMLバナーなどに対応している。クリック後のトラッキングにも対応している。外部ドメインでのCookieを授受するためのP3Pにも対応している。

OpenAdsはまさに本格的、かつ実用的な広告配信システムといえるだろう。PC向けの広告配信システムを考えているならば、導入を絶対検討すべきソフトウェアといえるだろう。

Openads - Home
 http://www.openads.org/

Openads - Trac
 https://developer.openads.org/