簡単に設定できるシステム監視「Munin」

VPSサーバをセットアップする際に、これまで複数台で運用してきたMOONGIFT(www/oss/fwのサブドメイン)を一台のサーバにまとめる事にした。MySQLやApacheの設定をうまくすれば十分耐えられると踏んだからだ。

さて、その際に重要だったのがシステムの状態を監視・レポーティングしてくれるソフトウェアだ。設定を色々変更する事で安定度がどの程度変わるのか、逐一確認したかったからだ。そこで今回はMuninを導入した。

Muninはオープンソースのリソース監視ソフトウェアで、特徴的なのは何と言っても導入が簡単な事だ。MRTGに比べると随分簡単だ。恐らく複雑な設定や様々なシステムとの組み合わせではMRTGに軍配が上がるかも知れないが、そうでない、サーバの監視目的であればMuninのが手軽でお勧めだ。

各種OS向けにパッケージが用意されているが、今回導入したFreeBSDの場合はportsからmunin-nodeとmunin-mainをインストールするだけで良い。

これが終わったら、次に設定ファイルで書き出し先(HTML出力先)を設定するだけで、後は放っておいても5分ごとのCronで出力が開始される。

 

 

出力されるデータは、Disk/MySQL/Network/Netstat/Process/VMStat/Sendmail/CPU/Load average/Memory/Swap等。ただインストールしただけで、設定もなくMySQLのデータが取得されたのには感動すら覚える。後は色々な設定を行ってLoad averageやCPUの値がどう変わるのかを見ていけば良い。

例として、 これはNetstatの画面。インデックスにアクセスする事で、一覧でも取得できるし、各グラフをクリックすれば日、週、月、年のそれぞれをベースにしたグラフを見ることもできる。

こうした監視・レポーティングソフトウェアは得られたデータを基に、何ができるかを検討するのが重要だ。それだけに簡単に導入できると言うメリットは非常に大きい。

 

公式サイト
 http://munin.projects.linpro.no/

プロジェクトサイト
 http://sourceforge.net/projects/munin/