ブッキングしないためにも「phpScheduleIt」

会議室に入ろうと思ったら、すでに使われていた、なんて経験はないだろうか。それを防ぐためのシステムが会議室予約システムだ。グループウェアにも同種の機能が実装されている事が多いが、スケジュール等は別なシステムで管理している場合はこちらの方が手軽で良い。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはphpScheduleIt、Webベースの会議室予約システムだ。

システムはPHP+MySQLで構成されている。セットアップ用のスクリプトも用意されているので、手軽にインストールできる。

こちらがセットアップ開始画面。データベースの作成も自動実行してくれる。

 

 

 

 

 

 

 

セットアップが完了したら、ユーザの作成だ。登録後、管理ユーザになるためにはデータベースの直接編集が必須になる。ユーザ登録画面は下記のような画面だ。

 

予約システム自体は、まず「スケジュール」の登録から始まる。これはグループのようなもので、何時から何時まで利用できるかといった情報を登録する。

こちらがスケジュール登録画面。これが終わったら、リソースを登録する。

リソースとは「○○会議室」や「共有PC」などの資産の事。実際に予約登録を行う対象になる。

 

 

 

 

こちらは予約登録を行う画面。色合いが独特だが、これにより自分の予約なのか、他人の予約なのかといった情報が閲覧できる。

後は曜日を選択してクリックすれば、予約入力になる。

 

 

 

 

予約入力の画面はこちら。

最大時間なども設定できるので、長時間予約されて皆が困るといった事態も避けられる。

繰り返しで使う場合はリピート設定を行っておけば良い。

 

 

 

 

 

 

 

予約を行った後の画面。マウスオーバーで名前が出る等、ちょっとこった仕組みになっている。

 

 

 

 

 

操作性は独特ではあるが、多言語対応(日本語ランゲージファイルはないが)している等、機能は十分だ。皆で使う共有リソースの管理に取り入れてみたらいかがだろうか。

phpScheduleIt : Open Source Web Based Resource Scheduling
 http://www.php.brickhost.com/

SourceForge.net: phpScheduleIt
 http://sourceforge.net/projects/phpscheduleit/