「オープンソースがイノベーションを活性化する」–京都大学教授 末松千尋氏:ITproより。

現状だけ見ると、複製コストが下がった一方で、技術的なコストや知財に対するコストが上がっているように感じられます。結局、技術的/知財コストの源泉が人件費になってしまっている状況では、コストが一定のままで、複製コストが下がった=価格を抑えられる、ではないので。取り方が変わっただけではないかと。現状のオフショアなどで抑えられる金額はプログラマ部分だけで、ヘッド部分のコストは増大しているのではないでしょうか。

また、供給者と受給者のバランスがあまり良くないように感じます。オープンソース=コスト0ではなく、複製コストが下がったその価値をオープンソース・コミュニティに還元する動きが大事ではないかと。