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スクリプト言語の利便性向上

RubyからExeファイルが出来る。Ruby on Railsまで内包でき、更にWebアプリケーションがExe化する。新しいアプリケーションの姿が見えてくる。

スクリプト言語の利便性向上

RubyScript2Exe スクリーンショット

スクリプト言語と実行ファイルの大きな違いの一つが、実行環境の設定だ。Windowsアプリケーションはそのまま配布すれば直ぐ実行できる。それに対してRuby、Perl、PHP、Pythonなどはまず実行環境を用意する必要がある。

この差はその開発環境を使っていない人にしてみればかなり大きい。折角優れたソフトウェアであっても、導入が面倒だと食指が動かず、見過ごされてしまう。Webアプリケーションでは特にこの傾向が大きい。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRubyScript2Exe、Rubyスクリプトを実行ファイルに変換してくれるソフトウェアだ。

RubyScript2ExeはRubyスクリプトで影響される。コマンドラインで実行形式にしたいファイルを指定すれば、生成してくれる。Ruby環境を取り込むので、Hello Worldのプログラムで660KB超になる。

ただ、ユーザにとって大事なのはサイズではない(勿論大事だが)。それよりも手軽に利用できる事、ユーザビリティが求められる。大きなアプリケーションであれば差も小さくなるので、スクリプト言語が実行形式になるメリットの方が大きい。

RubyScript2ExeはWindowsは勿論、LinuxやMac OSXでも利用できる。Ruby on Railsすら内包して配布できるので、WebアプリケーションがWindowsアプリケーション同様に扱われる日も来るだろう。

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