Papyrus
データベース・レポーティング
データベースを扱うシステム開発が増えている。その内容を見るためにはレポーティングツールが必要だ。XMLをテンプレートに使う、Papyrusのご紹介。
データベース・レポーティング
最近のシステム開発で、データベースを使わない案件は殆ど見かけなくなった。大抵、RDBMSを使ったものだ。それ程大掛かりでなくとも、セキュリティ上や利便性から利用されている事もある。
データベースのデータはSQLなどを使って取り出すのが当たり前だが、ユーザにとってはいまいち使い勝手が悪いのも確かだ。更に折角出力してもそれを加工して云々…と言う作業は面倒くさい。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはPapyrus、データベース・レポーティングソフトウェアだ。
PapyrusではXMLで設定ファイルを記述し、その内容を一覧表にして出力してくれる。対応データベースはMySQL、PostgreSQL、Oracleだ。更にGnome DBを経由して、Sybase/LDAP/InterBase/MDB/SQLiteなどにも対応できる。
日本語が表示できないと言う問題はあるが、PDF/PS/TEX/HTML/TXT/XML/LABELSなどの各種形式を選択して出力できる(LABELSと言うのがいまいち分からないが)。また、Linux向けのGUIインタフェースもあるので、はじめの設定などを知る上ではこちらを使ったほうが便利かも知れない。
設定ファイルの書き方が特殊なので、慣れるまでは面倒かも知れない。だが、使い方を覚えてしまえば、かなり複雑な帳票でも直ぐに出せるだろう。
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