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Javaをスクリプトで

プログラムの楽しさを味わうにはスクリプト言語の方が向いていると思う。何といってもレスポンスが良いからだ。Perl、PHP、そしてRuby。ではJavaは?

Javaをスクリプトで

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プログラムの基本と言えばHello World、それを打ち込んで直ぐにレスポンスがあれば、それだけ楽しい。それがプログラムの入り口だ。参考本を見ながらいきなり大掛かりなものに取り組むよりも、習得も早いのではないだろうか。

PerlやPHPなどのスクリプト言語ではコンパイルなどの手間がないので、その点有利だ。ではJavaはどうだろう。手間がかかってしまうのは仕方がないだろうか。いや、そんな事はない。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはBeanShell、JavaVM上で動作するスクリプト処理環境だ。

ダウンロード後、コマンドラインで「java bsh.Interpreter」と打てばはじまりだ。「bsh %」と表示され、入力待ちになる。そこに「System.out.println(“Hello World”);」と打って、エンターを押せば、ちゃんとHello Worldと表示される。

面白い使い方としてはGUIインタフェースの設計などに利用できる。JFameを使ってブランクのフォームを作成し、対話型さながらにタイトル、位置、オブジェクトを貼り付けられる。クラスの定義は出来ないが、Scripted Objectsと呼ばれる独自のオブジェクトを定義する事で同様の操作を行う事もできる。

単純にJarファイルを開いて起動する、独自の画面もある。どちらでも使いやすいほうを利用できる。これまでのJavaと違う楽しさがあるはずだ。

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