鳴くのに換えよう

もし足りない機能があったら…諦める?拡張する?または…

鳴くのに換えよう

企業でサービスを運営している場合、標準の機能では物足りなくなる場合がある。そうなると独自に拡張することを考えるのだが、全く畑違いの言語や仕組みで、意気消沈してしまう事がある。

そこで止めるのが普通だ。だが、ハッカーは違う。現状使っているソフトウェアを拡張するのが難しければ、ソフトウェア自体を作ってしまえば良いと考えるのだ(本当か?)

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはnanoFTPd、PHPベースのFTPデーモンだ。

スクリプト言語でありながら作ってしまうのが凄い。尚、動作にはソケット関数を有効になっている必要がある。認証はデータベース(mySQL/PostgreSQL)に加え、テキストファイルも選択できる。PASVモードもサポートされている。

キワモノではあるが、利用法によっては非常に面白い拡張が出来るだろう。認証をLDAP統合するのは勿論、ログをメールするといった場合や、アップミスを防ぐ独自手段を組み込むことも出来る。

昔なつかしの「鳴かぬなら ○○○○○○○ ホトトギス」と言うのがあるが、nanoFTPdは「鳴かぬなら 鳴くのに換えよう ホトトギス」と言った所だ。非常にユニークなソフトウェアだ。