第三の表計算

様々な形式をサポートしたスプレッドシート・ソフトウェアです。

第三の表計算

Gnumeric ロゴ

何だかんだ言いつつも、Excelは非常に便利だ。ビジネスの場ならずとも表計算や、一覧の管理が必要になる場面は多い。だが、ちょっと気になる点もある。

それがマクロだ。多少複雑な事をしようとすると、マクロで骨組みを作成後にVBAを編集する事になる。これがスパゲティになりやすく(職業プログラマの人でなくとも作れるからだろうが)、管理しづらいと言った問題点がある。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはGnumeric、GNOMEデスクトップ向けのスプレッドシート・ソフトウェアだ。

Microsoft Officeの代替としてはOpenOfficeが有名だが、それとはまた異なるソフトウェアだ。Officeスィートではなく、スプレッドシートのみの提供となる。

勿論、Excel形式の読み込みや書き出しにも対応している。OpenOffice形式も扱う事が出来る。他の形式を含めて相互変換をコマンドラインで行う事が出来る。

面白いのは、自分でプラグインを作成できるのだが、それがPerlやPythonで記述できる点だ。既存の優れた言語を扱えるのはオープンソースらしい利点と言える。

最新のリリースではWindows版もあり、且つ標準で日本語されている等、導入しやすくなっている。ただし互換性の部分ではまだ問題点は残っていそうだ。OpenOffice同様、今後の更なる発展に期待したい。