APIが公開された検索エンジン

APIが公開されている全文検索エンジンです。

APIが公開された検索エンジン

Hyper Estraier ロゴ

新しいサイトを立ち上げる際、サイト内検索はいかにすべきか、いつも悩んでしまう。DB内のデータであれば相応のシステムを組むが、静的なHTMLによる情報もあるからだ。

簡単に済まそうと思うとGoogle検索を利用する方法になるのだが、企業サイト内にGoogleロゴを控えたいと言う意識もあるだろう。それに更新頻度や網羅性を考えると物足りない所もある。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはHyper Estraier、全文検索エンジンだ。

検索方式はインデックス構築型になる。最初の構築後は自動で更新させる方法となるだろう。基本の対応形式はプレーンテキスト、HTML等だが、フィルタを自作する事で増やすことも出来る。

最大の特徴と言えるのはAPIが公開されている事だろうか。これにより、他のシステムと連携させながら動かす事が出来る。商品の検索はDB、静的な情報はHyper Estraierと切り分ける事が出来る。

また、P2Pも挙げておこう。データベースを別サーバ上に持たせる事で、負荷分散や並列処理、巨大なインデックスの扱いを容易にする事が出来る。この部分についてもAPIがあり、プロトコル等を意識する事無く開発を行う事が出来る。

検索エンジンは今やネットの世界に欠かすことが出来なくなっている。かと言ってシステム自体は複雑であり、一朝一夕に高性能なものが出来る訳ではない。Hyper Estraierを知っておけば、きっと役に立つ時が来るだろう。