定期的なバックアップ推進

Plan9のdumpfsもどきのバックアップ・ソフトウェア

定期的なバックアップ推進

事ある毎に言っているのだが、バックアップというのは定期的に取らなければ意味がない。サーバのバックアップは論外だが、クライアントのバックアップは不定期に行われているのが実情だ。

クライアント上にあるファイルは不定期に修正がかかるファイルが多く、不確定なタイミングで取られたバックアップでは利用できるかどうか定かではないからだ。基本は毎日、しかし全てのバックアップを取り続けるのはちょっと大変だ…。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはpdumpfs、Plan9のdumpfsもどきのバックアップ・ソフトウェアだ。

基本は差分でのバックアップだ。最初に全体のスナップショットを保存し、次からは変更された分だけバックアップ、他のファイルは元のファイルへのハードリンクで保存してくれる。

面白いのは、これに付随したソフトウェアが様々に開発されている点だ。一日一回になってしまう点を改善したものや、開発言語であるRubyを必要としないpdumpfs for Windows、更に指定日以前のバックアップを掃除してくれるツールなどがある。派生ソフトウェアが多いのはそれだけ優秀だと言う事だ。

ファイル内の差分ではないので、巨大なファイルが修正される環境では荷が重いのは確かだ。しかし殆どの環境では利用できるだろう。定期的なバックアップを目指し、利用してみて欲しい。