FSP
ファイル転送の進化
anonymous FTPの代替となるファイル転送プロトコルです。
ファイル転送の進化
anonymous FTPなんて言うと、インターネット初期のころを思い出してしまう。大学や研究機関が運営していて、海外のフリーウェアなどが置いてあるようなイメージだ(今でもSourceForge等で利用させてもらっているが)。
今ではあまり意識していないが、それでもLinux系のソフトウェアは大抵anonymous FTPサーバにある。廃れず残り続けているのも凄いが、更に進化させようと言う動きも存在する。
本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはFSP(File Service Protocol)がそれだ。
FSPはanonymous FTPに代わるファイル転送プロトコルとして開発が進められている。UDPをベースとした、サーバ負荷の低さが売りだ。
低速度の回線にも考慮されており、接続切れを防げるようにしてある。今でこそブロードバンドなどと言われているが、時々使うモデムアクセスなどでは重宝されるだろう。
普及の鍵になるのは、FTPクライアントソフトウェアでどれ程サポートされるかだろう。wget(PRO版)では取り入れられているようなので、他のソフトウェア・サーバでも考慮してみてはいかがだろうか。