P2Pの真価

2ちゃんねるのようなインタフェースの、P2P型匿名掲示板です。

P2Pの真価

あまり良いイメージの持たれないP2P。技術的に非常に有益であるがために、悪い方面でも便利に使われてしまう。インターネット自体が便利であるがために、更に悪者扱いされてしまうが、携帯電話や包丁とそれ程差異はない。使う人次第だろう。

ブロードバンドの時代に移行するに連れ、サービスの速度が更に重要視されるようになってきた。レスポンスの鈍いサービスはそれだけで敬遠され、機会損失になっている。この問題を解決する上でもP2Pは重要な要素だと考えている。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアは新月、P2P型の掲示板システムだ。マルチプラットフォームで動作する。

掲示板自体はファイル添付可能な2ちゃんねる型掲示板になっている。自分のPC内にサービスを立ち上げ、そのデータを他のPCと共有する事が出来る。

2ちゃんねる同様に匿名性が売りになっている。匿名だから好き勝手な発言が出来る訳ではないが、匿名だからこそ言いやすい事もあるだろう。

Winnyも同様に掲示板の機能があったが、あちらがファイル共有をメインにしていたのに対し、新月では掲示板がメインだ。この原点の違いが今後の成長にどう関ってくるのかは興味深い。

尚、私自身はP2P自体には非常に期待しているのだが、著作権や他の法律に違反するような行為には反対です。確かに使う人次第ではあるが、インターネット上では犯罪行為への倫理的障壁が低くなりがちなのも事実で、匿名性を傘に無責任な意見が飛び交っているのも多々見受ける。法律の範囲内で楽しまれて下さい。