ビジネスプロセスとシステムの分離

XPDLに対応したワークフローエンジンです。

ビジネスプロセスとシステムの分離

Enhydra Shark ロゴ

良く人に聞かれる質問に「なぜこのサイトをやっているのですか」がある。色々な理由はあるが、その一つが「アンテナを立てておくため」と言うのがある。常に情報を探す事で、世情の移り変わりを先んじておく事ができる。

現在、その一つとして勉強中なのがワークフローエンジンだ。元々基幹システム等はシステムの中に業務プロセスを組み込んで開発されていたが、プロセスとロジックの分割を可能にするシステムだ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはEnhydra Shark、ワークフローエンジンだ。国際ワークフロー標準化団体(WfMC)の提唱する規格、XPDLに対応している。

インターネット系のビジネスを行う企業は、歴史も浅い場合も多く、その殆どがビジネスの歴史が浅い。初めて取り組み商習慣、ビジネススタイルの所為で、プロセスが度々変更になる場合が多い。

今まで構築してきたシステムの場合、業務プロセスの変化がシステムの変化だったが、ワークフローエンジンを使う事でそれらを変える事ができるかも知れない。

お互いインタフェースをきちんと定義する事で、定義が変わらなければ変更点が大幅に少なく、且つ影響範囲を明確にできる。外部委託している際など、業務が他社まで影響している場合は更に役立つ可能性がある。

世の中は常に変化、進化している。ワークフローの考えも今年、更に来年以降には日本の開発現場に浸透してくるだろう(既にしているかも知れないが)。システムがMVCに分かれるように、ビジネスと如何に分離するか、常に意識しておく必要がありそうだ。