各OS毎のネイティブなGUIを利用したクロスプラットフォーム対応のGUIツールキットです。

クロスプラットフォーム・GUI

wxWidgets ロゴ

Linux上で有名なオープンソース・ソフトウェアは大抵クロスプラットフォームに対応している。FireFox、OpenOffice等は勿論、意外にそれ程大規模でない場合でもWindows対応している場合が多い。

逆にWindowsアプリケーションではLinuxに対応していない場合が多い。優秀、かつユニークなソフトウェアが多いだけに残念だ。もし食わず嫌いであればこんな解決方法もある。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはwxWidgets、OSを問わず利用できるGUIツールキットだ。対応OSはWindows、Unix/GTK、Unix/Motif・X11、Mac OSX・OS9等々。これらが一括して同じGUIツールで生成されるのだ。

同様のものとしてはJavaやGTKで行われているが、OSに依存したGUIツールではないため、ぎこちなさが感じられた(JavaであればSwingと言う選択肢になろうか)。それが解消できるのは嬉しい。

また、スクリプト言語であるPython、Ruby用にそれぞれwxPython、wxRubyが存在する。基本はC++のようだが、これらを利用すれば利用法は更に広がるだろう。

実際、wxWidgetsを利用したアプリケーションには、TortoiseCVS、Audacity、 AVG Anti VirusそしてAOL Communicator等がある。十分活用されているようだ。

Webアプリケーションが主流の昨今ではあるが、OSがGUIを必要としている限り、更なる需要はあってもなくなる事はないだろう。これからアプリケーションを開発される方はこちらの利用を考えてみては如何だろうか。