Redhat謹製リアルタイムOS

オープンソースのリアルタイムOSです。

Redhat謹製リアルタイムOS

eCos ロゴ

パソコンとインターネットの普及によって、いわゆるデジタル家電の種類が大幅に増えてきた。思わず飛びつきたくなるものも多い。HDDレコーダは、多分それ程活用しないだろうと言う事で我慢している商品の一つだ。

デジタル家電においてパソコンと同じOSを採用する動きがある。汎用性は確かに高いが、家電と言う分野においては色々出来る事がメリットにはならない場合もある。ユーザをかえって混乱させ、サポート量を増やす結果に繋がる場合が多い。対して用いられているのがリアルタイムOS(組み込みOS)だ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはeCos、オープンソースのリアルタイムOSだ。

最大の特徴は何と言っても開発がRedhatによって行われている事だ。そのため、開発環境はGNUベースで統一され、更にWindows(cygwin利用)、Linux上で開発が可能だ。

更に他の商用リアルタイムOSで多数利用されているμITRONコードが利用でき、POSIX互換機能がある。開発コストがかかるリアルタイムOSを効率よく開発できるようになっている。

デジタル家電の発展の余地はまだまだある。携帯電話などの通信機器も含めれば未来は無限だ。是非こう言った開発コストの低減できるソフトウェアを利用し、素早く且つ低価格での市場投入を目指してもらいたい。