FreeRADIUS

古参の認証

FreeRADIUS ロゴ

最近のシステム傾向として、認証システムの統合が挙げられる。確かに一企業において幾つもID、パスワードが存在しているのは煩雑だ。そしてその役目を担っているのがLDAPだ。

そんな中、久々に懐かしい名前を聞いた。RADIUSだ。無線LANにおける認証をしようと思っていたら出てきた名前だ。RADIUSはてっきりダイアルアップ用(最近はADSLなどの常時接続でも利用されているようだが)と言うイメージがあったのが、思い違いだったようだ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはFreeRADIUS、オープンソースによるRADIUSサーバ構築のためのソフトウェアだ。

バックエンドのデータベースは各種RDBMSが利用できる。もちろんLDAPも可能だ。認証が一所にまとめておけるのは非常に重要だ。

無線LANの企業導入においてネックになるのはセキュリティだ。線が見えない分、インシデントが行われている位置が把握できない。そのためにもセキュリティで保護できるポイントは突き詰めておくべきだ。

RADIUSサーバは導入・運用コストが高いと言う印象があったが、導入時にはこれで開始する事で、素早い立ち上がりを実現できるのではないだろうか。