Xdebug

快適なデバッグ生活

昔、PerlでCGIを作っていた頃は、プログラムに何かあった際のデバッグが非常にやりづらく、大変だった。今思えば多少なりともやりやすい方法があったと思うのだが、経験もない時分には難しかった。

その後、VBやVBAを始めた時にはステップ実行やブレークポイント、マウスを合わせると変数の中身が表示される仕組みに痛く感動した。統合環境はここまで凄いのかと思い至った。

次がPHP…またスクリプト言語に戻った。開発環境は無くなり、テキストエディタで書いて、実行して確認する。デバッグはPerlに比べればエラー行数が表示されたりとやりやすくなったが、ダンプして変数を表示して…と言う作業は些かなりとも面倒だ。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはXdebug、PHP用のデバッグ機能を提供してくれるソフトウェアだ。ローカルデバッグが基本のようなので、ローカルで行う場合はPHPをインストールする必要がある。

Xdebugの基本はスタックトレースだ。実際の関数が入っているファイルだけではなく、呼び出し元も表示してくれるので繰り返し使われる関数等でエラーが起きた場合に分かりやすい。

非常に興味がある点は、Eclipse向けのプラグインとして開発が進められていたり(途中で停止しているようだが)、xyzzy向けのLispも作られている事だ。特にxyzzy向けは個人的に興味が沸いている。

スクリプト言語はさくさくと作れる分、デバッグもさくさく出来れば更に需要拡大の可能性に繋がるだろう。PHPの開発を行われている方は、導入を検討されてみてはいかがだろうか。

http://www.xdebug.org/