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オープン辞典

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数年前から言われているのが、コンピュータを扱うようになった事による漢字を書く能力の低下だ。読みはむしろ向上しているらしいが、やはり手を使って覚えなければいざと言う時かけなくなってしまうのは致し方ないだろう。

思ってみれば辞書や辞典と言われるものを開く機会がめっきり減ったように思える。英和、和英でさえGoogleで探すか、更にWebサイト全体で翻訳してしまう。国語辞典についても同じようなものだ。

本日紹介するオープンソース・プロジェクトはWiktionary、オープンソースな百科事典を構築するプロジェクトWikipediaの姉妹プロジェクトだ。よくよく見てみると他にも色々ある(名言・格言のウィキクォート、教科書・解説書のウィキブックス、生物種のウィキスピーシーズ等など)。

今は国語辞典でGooを利用しているが、規模が大きくなればこちらに切り替えるのはありだ。何と言っても著作権フリー(GNU Free Documentation License)なのだから。

且つ、様々な言語について網羅されているのも特徴的だ。一つ「あなた」と言う単語をとっても、それの意味、英語訳、ドイツ語訳など表示される。各言語によって使い分けをしないのは便利だ。

これらのプロジェクトは基本的にボランティアだ。皆が自分の知恵を出し合って、集結する事で意味を成す。参加者は常に募集している。協力してみるのはいかがだろうか。

http://ja.wiktionary.org/